コメンタリー
アフリカを好きになるには
「私は、アフリカが嫌いなんです。」と、その人は話し始めました。退職前は某有名企業で労務を担当していたという彼は、仕事でアフリカ諸国を訪れることもあったそうです。とりわけ彼が我慢ならなかったのは、ナイジェリアでした。
前髪のない神様
旅先で広げた新聞に、うしろ髪のない神様についての話が載っていました。幸福の女神には、後ろ髪がない。幸運は先回りしてつかまないと、通り過ぎたあとで後ろからつかまえることはできない、というあれです。
品格の時代
電車のなかで、気の弱そうな若者がおじさんに絡まれていました。「きみ、ひとにぶつかったらちゃんと謝ろうな」。どうやら体があたったのが気に入らなかったようです。おじさんは、ひとくさり説教する気になったらしく、何やかやと文句をつけた挙句に、「品格の時代ですから、品格のある若者になってください」と言って電車を降りてゆきました。
抱きしめてあげるだけで
子供の頃に、学校や家で、なんだかよくわからない理由で叱られて、泣いたりふてくされた記憶のひとつやふたつは、誰にでもあると思います。たとえ短い時間でも、なぜ責められているのか理解できないまま責められるのは、つらいことです。
魚の目をしているクラスメイトが敵では決して無い
朝食の時間にラジオをつけると、いじめられている子どもたちに「死なないで」と呼びかける声が聞こえてきました。新聞を開くと、意地の悪い連中からとにかく逃げて、生きなさいと呼びかける文章が目に入りました。
タヒチの子猫殺し
エチオピアで調査のため知り合いの家に居候していたときのことですが、毎晩のようにネズミがうるさく走り回ることに、みな嫌気がさしていました。あるとき、キッチンの片隅に置かれたダンボールの中に落ちて、出られなくなった若いネズミを発見しました。こんなことを書くと嫌われるかもしれませんが、ぼくは手近にあった容器の中にそのネズミを追い込み、汲み取り式の便所の中に投げ入れました。
続・頭突きは男の花道
先日のことですが、妻と激しい口論をやってしまいました。昔ならちゃぶ台をひっくり返すところでしょうが、DV男は圧倒的に分が悪いので、近所の居酒屋でひとりビールを飲み頭を冷やしたあと、帰宅して詫びを入れ、事なきを得ました。
頭突きは男の花道
日本代表はやっぱり本戦に進めなかったし、ブラジルをはじめ「魅力的なチーム」と言われていたところは早々に姿を消してしまうしで、どこに感情移入すれば良いのかわからないまま決勝戦を迎えてしまったワールドカップでしたが、最後の最後でジダンが見せてくれました。
脱構築せよ
阪神タイガースの星野SDは、よほど村上ファンドのことが腹にすえかねるらしく「ホリエモンは捕まって、何であの人は(検察に)呼ばれないんや。同じようなことをやってるのに…」という、かなり無茶なコメントをしています。
ネイティブ・アメリカンは嘘をつかない
聞くところによれば、たいていの未婚女性は、(結婚したあとに)夫の頭髪が薄くなるのは許せるが、(結婚式のその日に)新郎がハゲているのは受け入れがたいと考えているそうです。
権利と義務とホームレス
今年5月に大阪で世界バラ会議が開催されるとかで、どうやら市当局は「町をきれいにする」必要があると考えたようです。
アフリカからの手紙
「Mさんはアフリカの辺境の村から、彼女に手紙を書き続けました。彼女から返事がなくても、日記のつもりで書き続けた手紙は、気がつくと400通を超えていました」
サンタが街にやってくる
松任谷(荒井)由実がつくった「『いちご白書』をもう一度」という曲があります。この曲について驚くべきは、「悲しい場面では涙ぐんでた」という歌詞です。小学生の作文のように、表現がそのままです。
Michelle ma belle
「その日、わたしが家に戻ると、ミッシェルは誰かに連れ去られていました。ベッドシーツには、おしっこの跡がありました。ミッシェルは犯人に追い回されて、失禁するほどの恐怖を味わったのです。わたしはミッシェルのことを思い、妻と手をとりあって泣きました」
食ったら逃げろ
先週はどこかの国の大統領が訪問とかで、京都御所の近辺は路地一本の入り口にも警察官が立つほどの警備が敷かれていました。
やさしいお医者さん
いつもの駅で電車を待っているときに、いやでも目に入る広告があります。太った、やたらに鼻の高い医者と、その前でうつむいている、あばら骨が透けるほど痩せた患者。
恋愛頭脳
遅いかもしれませんが、恋愛観のレベルを心理学的に分析してくれるという「恋愛頭脳」を試してみました。簡単な質問に回答するだけで、たちどころに判定が返って来ます。結果は高校生レベルでした。
パラサイト・ワイフ
専業主婦は、男性に依存した生活に甘んじる「過去の女性」なのか。あるいは三食昼寝つきの家政婦なのか。
ホワイトバンド
このあいだから気になっていた、ホワイトバンドを手に入れました。これをつけて出歩くだけで「世界から貧困をなくそう」という意思表示になるので、たいへん便利です。
マックシェイクひとつで
じぶんの身体をたいせつに思うなら、バランスのとれた食生活を心がけるのは当然です。とはいえ身体は、自尊心を満たすための道具ではないし、ポテトをコーラで流し込みたいときもあります。
自己責任について
すこしまえの話ですけど、イラクの人質事件のとき「自己責任」ということばが盛んに言...
自救自足の保険って
保険商品のキャッチフレーズですけど、ひとことで言えば、保険の理念に矛盾していると...
プロジェクトXと定年離婚
社会のため、家族のために、命を削って働いた=戦った男たちの物語に、どうして僕らは...
コミュニケイション・ブレイクダウン
このごろ日本社会では、コミュニケイション能力なるものが、重視されることになってい...
犬の生活
少年院に収容された子供たちが、保健所から引き取った捨て犬を訓練して、新しい飼い主...
戦う権力者
今年の阪神は、なんか中途半端で良くないですね。首位を独走しないのなら、せめて最下...
そんなはずではなかった
茨城県で、50年間も無免許運転を続けてきた男性が逮捕されたそうです。「シートベル...
生きるヒント
現代社会の困難を生き抜こうと思うなら、俺の言うことを聞け。村上龍はそう語りかけた...
現代のノマド
少しまえ、NHKスペシャルでフリーターの話をしてましたね。生涯賃金で比較すると、...
