映画
リトル・ミス・サンシャイン
『人は見た目が9割』なのだそうです。人を見かけで判断してはいけない、とお説教しながら、見かけでしか人を判断しない人の不誠実さには、確かにうんざりさせられます。それに比べたら、見かけが9割だと言ってしまうほうが「誠実」だとすら思えます。つまり、ほんとうのことを率直に述べているということです。
キリク
恐ろしい魔女によって呪われた西アフリカのある村に、キリクは産まれます。村人たちは呪いを恐れていましたが、キリクは最初から、恐怖に支配されるのとは違う生き方ができると感じていました。
イブラヒムおじさんとコーランの花たち
1960年代、パリの裏通りで暮らす少年モモは、向かいの食料品店で万引きをする癖がありました。その食料品店を営むトルコ移民の老人イブラヒムは、そのことに気づいています。意外なことに彼は、「盗みを続けるならうちの店でやってくれ」とモモに言います。
約束の旅路
ひとはどんな過酷な運命に遭遇しても、少数の善良な人びとの支えがあれば、充実した人生を生きることができる。・・・それがこの映画のメッセージです。
ツォツィ
『ツォツィ』を観た人は、この映画のホームページで、ちょっと変わったアンケートに答えることができます。「ツォツィは映倫でR-15(中学生以下鑑賞禁止)の指定を受けました。この映画は中学生が見てもよいと良いと思いますか?」というアンケートです。
ダーウィンの悪夢
タンザニアのビクトリア湖畔に、ムワンザという町があります。この小さな町が、アフリカ各地の紛争で使われる武器交易の拠点になっているのではないか? 『ダーウィンの悪夢』を監督したフーベルト・ザウパーはそう疑っています。
嫌われ松子の一生
10日にいちどほどの間隔で、電子メールの受信箱に「幸福日記」と題したエッセイが届きます。宗教の勧誘とかではなく、関西学院大学の社会学研究科が発行しているメールマガジンに、若手研究者が連載しているエッセイです。
ロスト・イン・ラ・マンチャ
『グリム兄弟』のテリー・ギリアム監督が、2000年秋に撮影を始めていた『The Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)』は、制作費50億円の大作となるはずでした。
マルコヴィッチの穴
映画を見終わったあと、オチが飲み込めなかったらしい妻に、主人公の意識がどうなってしまったかを、一生懸命に説明しようとしたのですが、逆に「頭は大丈夫?」と心配されてしまう始末です。常軌を逸しているのは僕の意識ではなくて、この映画の脚本なのですが。
Thank You for Smoking
あなたは成人してから、公共の場所で、誰かに「くさい、きたない、かっこわるい」と言われたことがあるでしょうか? ふつうの市民にとっては耐え難い罵倒と思われますが、あなたが喫煙者なら、耐える必要があるかも知れません。
ブリジット・ジョーンズの日記
独身女性の本音を描いて成功した物語だと聞いていましたが、もしその触れ込みどおりの映画であったなら、たいへん退屈な話になっていたでしょう。
ナイロビの蜂
なにも知らされていない患者を犠牲にして、莫大な利益をむさぼろうとする製薬会社と、それを告発しようとする少数の勇気ある人たちという構図は、なにも新しいものではありません。しかし『ナイロビの蜂』は、サスペンスとして秀逸な筋書きに加えて、アフリカで深刻なHIV感染の問題を背景にしたことが、たいへんに印象深い映画です。
動物園の獣たちはターザンごっこの夢を見るか?
『マダガスカル』を観ました。これは、動物園での生活に退屈した獣たちが「野生の王国」に漂着して、彼らのほんとうの姿を取り戻してゆく物語とかではありません。
夢のチョコレート工場
近日公開の映画『チャーリーとチョコレート工場』は、じつは1971年にも『夢のチョコレート工場』というタイトルで公開されています。
彼女を信じないでください
話を聞かない親父、痴呆症の祖母、思い込みの激しい息子…。彼らが、じつは思いやりと愛情にあふれた家族なのだと言われても、僕らはにわかに信じることができません。
チョコレート工場の秘密
もしあなたが、チョコレートを一枚買うお金もないような、貧しい家のこどもだったら。...
水俣の海
映像民族誌を撮っている友人に、彼が優れていると思うドキュメンタリーを挙げてほしい...
エド・ウッド
世にも不幸せな物語、というタイトルの映画を見ました。ボードレール家の子供たちに、...
華氏911
これから目にするのは果たして、ブッシュの政治について私たちが知らされていない真実...
グッバイ・レーニン
6月のことですが、友人に勧められてグッバイ・レーニンという映画を見ました。...
