2006年07月10日
頭突きは男の花道 [コメンタリー]
日本代表はやっぱり本戦に進めなかったし、ブラジルをはじめ「魅力的なチーム」と言われていたところは早々に姿を消してしまうしで、どこに感情移入すれば良いのかわからないまま決勝戦を迎えてしまったワールドカップでしたが、最後の最後でジダンが見せてくれました。
もしあの頭突きがなければ、フランスは優勝していたのでしょうか? それは誰にもわかりませんが、少なくともあの頭突きがなければジダンは、どうせ予選落ちだろうと目されていたチームを、決勝まで導いた英雄として記憶されることになったでしょう。
なぜジダンは、英雄になる直前で「切れて」しまったのか。どうして自らの栄光に「泥を塗るような」まねをしてしまったのか。この問いには誰も答えることができないように思います ---- というか、より正確には、このように問うこと自体が、間違いであるような気がします。
ジダンは決して「英雄になりたくなかった」わけではないでしょうが、だからといって、ジダンは「英雄になり損ねた」と言うべきでしょうか?
引退試合がワールドカップの決勝戦という、願ってもない舞台を作りあげたのは彼自身だし、前評判の良くなかったチームをそこまで導いたのもジダンでした。われわれはジダンが最後の瞬間に「間違いを犯したのだ」と決めつけるまえに、彼は英雄にならないことを「自ら選んだのだ」と考えることもできるはずです。
フランス代表を二度目の優勝に導くという栄光は、確かに他の何にも代えがたいものかも知れない。しかしそれを承知の上でなお、目の前で自分を罵倒した相手に、頭突きをくれてやるほうが大切なときもある。結果はレッドカード退場でしたが、その結末よりも大切なのは、ジダンの選択だったと思うのです。
nishi makoto
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コメント
うんうん。
本人談が出てくるまでコメントを控えようと思ってたけど、この状況下でうまいこと言葉にするな。
さすがまことくん。
ジダンは本当に凄かった。凄い選手だ。
最後の方のヘッドなんか、なんとかコースが付けばよかったのに・・・と結果は、やはりジダンが優勝する絵が欲しかったのは、外野の勝手な気持ちかな。(それと「退場」との組み合わせだと秀逸で、論じやすい。)
投稿者 ハセイチロー : 2006年07月10日 17:36
今のところ、ジダンの談話はないみたいですね…と思いながらニュースを見たてら、なんとジダンがMVP受賞。やはり頭突きは男の花道です。
投稿者 nishi makoto : 2006年07月10日 21:49
