2005年08月07日
夢のチョコレート工場 [映画]
あるところに、チャーリーという貧乏な少年がいました。貧乏だけれど正直なチャーリーは、世界一のチョコレート工場を経営するワンカさんから素敵なプレゼントをもらいました。
近日公開の映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作は、1964年に出版された児童小説『チョコレート工場の秘密』ですが、この物語はじつは1971年にも『夢のチョコレート工場』というタイトルで映画になっています。
『夢のチョコレート工場』はミュージカルの要素を盛り込んだ楽しい映画ですが、なかでも印象的なのはウンパルンパ族です。彼らは、節度を知らない少年や、わがままな少女に、どうすればもっと良い生き方ができるかを、歌と踊りで教えてやるという、大切な役回りで登場します。原作ではアフリカのピグミー族(!)という設定でしたが、この映画では、聞いたこともない国から連れてこられた「オレンジ色の顔」の小人たちとして登場します。
いつも大人から「何でも欲しがってはだめ」とか「テレビばかり見てはだめ」と叱られながら育ってきた僕たちにとって、ウンパルンパの歌と踊りは、そのメッセージのリアリティと、視覚的なあり得なさとの混合が衝撃的です。
しかし僕が不満なのは、工場主のウィリー・ワンカを演じるジーン・ワイルダーが真面目な紳士の風貌で、原作のワンカさんが漂わせる胡散臭さが後退していることでしょうか。良いひとか悪いひとかわからない童話的な怖さではなく、良いひとと悪いひとのあいだを行ったりきたりする現世的な怖さを、ワイルダーのワンカさんはかもしだしてしまっています。
またそのせいで、貧乏だったチャーリーはワンカさんのおかげで末永く幸せに暮らしました(he lived happily ever after)というストーリー性が、前面に出てきてしまっています。それじゃあただのお説教です。
というわけで、ウンパルンパ頼みの『夢のチョコレート工場』ではありますが、大人も子ども楽しむことができます。また前作への不満をきっと解決してくれるに違いない、デップ主演の新しい『チョコレート工場』への期待が、いやおうなく高まります。
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nishi makoto
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夢のチョコレート工場というDVDを観ました。こんなに楽しい映画があったんですね!!チョコレートが大好きになってしまいました。チョコレート工場に招待された子供たち... [続きを読む]
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